ベビーアルバムやお子様のアルバムを作るとき、表紙に名前やイニシャル・記念の文字など入れらると特別なアルバム感がでて素敵になります。
当店のアルバムも刺繍で名入れを行っています。
刺繍の良さはやはり「高級感」「かっこよさ」「上品さ」。
刺繍のアルバムはとても良いのですが、「生地の質」や「プリントの柄」によっては不向きな場合があります。
過去に、刺繍が不向きな生地に細かい文字を入れたいとご相談いただき「フロッキー」での名入れを何度か行ったことがあります。
フロッキーが使えることで「作りたいアルバム」に近づけることができるのであればということで、フロッキーと刺繍を比較しながら紹介してみます。
フロッキーというのは
”布地の表面に、短い繊維を垂直に接着する加工技術。 ”
ちょっとわかりづらいですね。でも、たぶんみなさん一度は目にされたことがあると思います。
イメージでいうと薄いフェルトが布に張り付いている感じ。
刺繍とフロッキーを見比べてみると
まずは刺繍 正面からみくらべてみます。
刺繍はやはり光沢があって、高級感がありますね。
立体感は刺繍部分は丸くなり、やさしい雰囲気です。線の重なりの立体感なども良いですね。
ルビの文字もこのくらいのサイズまでは問題なく綺麗にはいっています。
今度はフロッキー
フロッキーの場合は短く切った羊毛のような雰囲気で光沢はありません。
立体感は平面的な文字がそのまま浮き出たような感じです。
細かい線に関しては、フロッキーの方がきれいにでます。
すかして(ななめから)見てみます
刺繍を少しななめから見たところです。
右から光が当たっているので、立体の右側が光り左側に影ができてより立体感を感じます。
これはフロッキーをすかしてみたところ。
光沢がないのと、表面は平らなので刺繍と大分雰囲気が違ってきます。
文字の読みやすさはフロッキーの方がありますね。
サンプルの刺繍のサイズは 漢字が高さ「32mm」くらいで、ひらがなの「な」の高さが「9mm」程度です。
サンプルの生地はリバティの生地で、生地に使われている糸がとても細く織が細かい特徴があります。
このタイプの生地は特に刺繍がきれいに入るので、サンプルよりもう少し小さめくらいでも綺麗に刺繍がはいります。
刺繍の特徴として生地の「使われている糸が太い」「織が荒い」タイプの生地に刺繍を入れると出来上がりが荒く見えてしまいます。
そんな時にフロッキーだと生地の特徴に左右されず、きれいに入れることができます。
こちらのフロッキーも刺繍とほぼ同じくらいのサイズになります。
フロッキーの特徴として、かなり細かいところまできれいに入れることができます。
直径1mmくらいの抜きくらいは大丈夫です。
「フロッキーって剥がれないの?」
そんな不安を思われる方もいらっしゃると思います。
でもきちんと貼り付けられたフロッキーを試しに何度か剥いでみようとテストしました。
結果、剥ぐことは難しくカッターで削ってなんとか剥がすことができました。
アルバムの表紙などであれば剥がれてくる心配はないとおもいます。
もちろん刺繍は糸で縫われているので、耐久性でいえば刺繍の方が上でしょうが、少なくともフロッキーだからすぐに剥がれそうなんて不安は必要ありません。
刺繍とフロッキーのイラスト
こちらは刺繍でつくったイラスト(モチーフ)
100匹のねこシリーズの「アホウドリ」を刺繍したものです。
イラストが単純なことと、「色」を入れたかったので刺繍にてモチーフをつくっています。
こちらはフロッキーでのイラスト
ムーミンででてくる「リトルミィ」をおもいでの竹馬にのせたイラストです。
こちらは刺繍にすると細かいところがつぶれてしまいそうだったので、フロッキーで対応です。
モノホワイトベビーのできる事
刺繍やフロッキーでモチーフやイニシャル、その他色々な名入れ刺繍など「お客様の欲しい!」にお応えできるようにと思っています。
ベビーアルバムやファーストアルバム、大切なギフトでおくるアルバムでも、出来るだけご要望にあわせてご提案をさせていただきますので、ぜひぜひお気軽にご要望をお伝えください。
「こんなことしてみたい」のご意見お待ちしております。